法話を聞く・読む / 今月の法話 バックナンバー(No.394)

今月の法話  バックナンバー(No.394)

令和3年2月 No.394
仏法 時代が変わっても 変わらない真実

5年前、私の住む熊本では大きな地震が起こりました。私のお寺はそこまで大きな被害はありませんでしたが、今振り返ってみますとやはり当時は大変でした。そして今では新型コロナウイルスが熊本どころか世界中で猛威を奮っています。この5年で世の中は大きく変わってしまいました。

私自身もこの5年間で、子どもを授かったこと、また大腸癌の手術をしたこと、そして住職になるなど随分変化がありました。私たちの生きるこの世界は絶えず変化しており、どれほどわが子が可愛くとも、私も子どもも永遠に存在し続けることはできません。どれほど頼りにしても、変化し消滅していくのであれば本当の人生の拠りどころにはならないでしょう。仏法において「真実」とは決して変化することがないものをいい、変わらないからこそ依りどころとなるのです。

阿弥陀さまの願いはずっと変わることなく私に注がれています。大地震で不安ななかにあっても、子どもを授かり笑顔なときも、大腸癌の宣告を受けて驚いているときも、住職を継職する法要を無事に終えてホッとしているときも、新型コロナウイルスでいろいろなことが上手くいかず少しイライラしているときも、阿弥陀さまはずっと私のことを大切に願いはたらいてくださっています。

その阿弥陀さまの願いとは変わらないからこそ真実であり仏法そのものであります。その阿弥陀さまの願いがはたらきとなって私に届いているからこそ、私はお念仏をお称えすることができ、仏法を依りどころとして人生を歩むことができるのです。

熊本県熊本市 眞法寺 眞壁 法城

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