法話を聞く・読む / 今月の法話 バックナンバー(No.393)

今月の法話  バックナンバー(No.393)

令和3年1月 No.393
年頭の辞

新しい年のはじめにあたり、ご挨拶申し上げます。

昨年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に大流行し、多くの方が犠牲となられましたが、いまだその収束が見通せません。ここに、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、罹患されている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また、感染リスクが高い中、懸命に治療・対策にあたられている医師、看護師をはじめとする医療従事者の方々、ライフラインの維持に努められている方々に深く敬意と感謝を表します。

昨年7月の「令和2年7月豪雨」では、熊本県をはじめ各地において甚大な被害が出ました。自然災害によって犠牲となられました方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。被災者の方々が一日も早く、日常の生活を取り戻されることができますことを願っております。

仏教を説かれたお釈迦さまは、「物事は必ず何らかの原因があり条件があって生じ、存在している」という存在に関する普遍的な原理を「縁起」として示されました。私たちは、自分一人で生きているのではありません。周りのすべての方々とのつながりの中、お互いに支え合って生活しています。日本では、自分や周りの方、そして地域を感染拡大から守るために「新しい生活様式」の実践が呼びかけられています。新型コロナウイルス感染症が終息しない現状にあって、この世界のありのままの姿である「縁起」の道理を深く心に留めたいと思います。

本年も阿弥陀さまのおはたらきを聞き、「新たな日常」を過ごしてまいりましょう。

門主 大谷 光淳

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