法話を聞く・読む / 今月の法話 バックナンバー(No.364)

今月の法話  バックナンバー(No.364)

平成30年8月 No.364
お盆 亡き方が結ぶ人の縁

 私は小学4年生から、ご門徒のお盆参りに寄せてもらっております。

 あるご門徒宅で、毎年ご主人が私に「おいくつになられましたか?」とねられるのです。なぜ同じことばかりかれるのか、しばらくはわかりませんでした。その後、ご法事の時にその理由を知りました。

 私は昭和51年の3月生まれなのですが、同年12月、長男のK君を事故で亡くされていたのです。もしかするとご主人は「今ごろ元気で生きてくれていたならば・・・。」と、お盆に参る私の姿を見ながら、K君のことを思い出されていたのかもしれません。

 しかし、私がK君になることはできません。ですがそのお盆参りをご一緒に過ごすことで、そのひとときを毎年大切にされていたことを教えていただきました。

 また、今年もお盆の季節となりました。亡き方が、どこへかれたのか。そして、この私がいのち終わればどこへ往くのか。その答えを聞いていくのがお盆の季節であります。

 以前、出会った言葉の中に

 亡き人を思へど
        遠く言葉なし
             み名えるたびに
                   語るしあわせ

とありました。亡き方との別れをご縁として、私が阿弥陀さまの願いを聞き、阿弥陀さまのはたらきを感じながらこの人生をともに歩ませていただきましょう。

佐賀県三養基郡 長泉寺 三玉 順章

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